2021年1月16日土曜日

現場を尊重した介護職員派遣事業を

 

介護職員の派遣事業について真下紀子事務所に電話が寄せられました。介護施設で働く看護師さんからでした。
「介護施設でクラスターが発生し、介護士派遣を要請したが来なかった。施設の担当者から『道から、業務の見直しで対応し、こなすように』と指導されたと聞いたが、介護の水準を維持するようには言われなかったのはおかしいと思った」とのこと。「介護の現場は逃げることができない、そこで人の生活の丸ごとをみる、やりきるしかない」というその方の思いとともに、「自分が勤めている介護施設に道のコーディネーターから派遣要請があった。レッドゾーンではなく、クリーンゾーンへの『玉突き派遣』だから」と言われ、「介護職員は駒の一つに過ぎないのかと感じた」という訴えを聞きました。とても大切な声だと思い、委員会でそのまま紹介。「日常的に人手不足の上、緊張状態の高い現場で働いている方に思いをはせた対応が必要」と再質問しました。
道保健福祉部施設運営指導課長は「応援派遣には双方の理解と協力が何よりも重要。派遣調整の際、さらにきめ細やかな配慮をもって調整し、集団感染発生時の人員不足に対応していく」と答えました。
高齢者が入所または利用する社会福祉施設等で発生した道内のクラスター(集団感染)は、政令市・中核市を除いて18件、そのうち健康観察期間が終了したのは12件で、発生から終了までの平均は25.5日です。介護職員等派遣事業に、220法人、553名が登録。6施設からの要請に9施設から18人、のべ180日間派遣していると実績も答えました。(14日の少子高齢社会対策特別委員会)