2021年5月13日木曜日

五輪テスト大会ボランティアに札幌市外の道職員ら参加

11日の道議会環境生活委員会で質問。コロナ感染拡大が止まらず、医療もひっ迫してきています。そんな中、札幌市で5日、東京5輪マラソンテスト大会が開催されました。連休中から蔓延防止等重点措置の要請を検討していた知事は、テスト大会終了を待つかのように、国に要請し、批判の声が上がっています。

選手・関係者・ボランティア総勢3000人が集まり、選手は検査で陰性を確認していましたが、他の人はマスク・手指消毒・健康観察だけの対策、これでは不十分です。ところがこれで徹底した対策だと答える道。そのうえ、道は、道内の道職員に対してボランティアの要請をして、札幌市外からの14人を含む44人が参加したことがわかりました。これでは、マスク・手指消毒・健康観察の基本的対策をとれば移動してもいいようなメッセージになってしまうのでは…
4月30日に知事は「道民のみなさんはできるだけ札幌に行かないでください」と緊急メッセージを出していましたが、まったく逆のことを五輪準備で行っていたということです。五輪への理解が得られるでしょうか。命よりも五輪を優先することになってはなりません。責任ある立場の人が中止を決断する時です。