2020年10月3日土曜日

危険な放射性廃棄物処分

 後志管内神恵内村と寿都町で、最終処分場選定に向けた文献調査への応募の動きが急になっています。文献調査は最終処分場選定の入り口です。最終処分を計画的・確実に進めるためと法律に明記され、経済産業大臣はそのための方針と計画を作ることになっています。寿都町長がいうように、交付金だけ受け取って最終処分場は受け入れないという選択肢はあり得ない仕組みです。

核のごみは、原発から出る使用済み燃料を再処理した後の、放射能がとてつもなく高い物です。人間が側で20秒も生存できないほど危険なものです。放射能が自然界のウランと同レベルまで下がるには10万年かかると言われています。NUMOはオーバーパック で覆われて1000年もつ、300㍍地下の地層処分すると説明していますが、火山と地震が多発する日本、誰も安全を確認できません。そんな廃棄物を活断層が近い寿都町や神恵内に、全国から4万本も集めて埋めることはあまりにも無謀で危険です。道議会の一般質問、予算特別委員会で取り上げてきました。「核のごみは北海道に持ち込ませない」、この一点で共同の輪を広げ、断念をめざします。