私の質問は18時を過ぎましたが、路線維持の責務を果たすよう求め、北海道新幹線の黒字化と経営改善の根拠などを質しました。羽田空港と新千歳間の航空利用者3万人、札幌延伸によって1万5400人の新幹線利用を見込んでいるというJR側の答弁に、委員会室では「それはないだろう」と…運賃は1万円と想定していますが利用者が少なければ変動する絵に描いた餅、極めて楽観的な見込みです。
JR北海道の最大の赤字線区は144億円の新幹線。JR北海道が廃線を主張する赤線区と、黄色線区の赤字の合計は154億円です。新幹線の収支改善なしに地方路線の廃線と地方負担を求めるJR北海道の姿勢は他会派も問題視していました。
不動産投資で鉄路を支えるといいますが、先行き不透明です。分割民営化したときから赤字は折り込み済みです。公共交通機関として維持・存続させていくためには、道路のように国の支援が不可欠です。