2023年7月14日金曜日

生活困窮者には給水停止ではなく水道料金減免を

北海道の一般家庭用上水道料金は全国平均より4割高く、道内35市の水道料金滞納件数は2022年度約59万1000件に急増しています。2012年に起きた姉妹の孤立死を契機に給水停止は減ったものの22年度約1万2000件。13日の環境生活委員会質問に道が答えました。
道内35市全てが条例で水道料金減免制度を設け、実績は16市で約26万1000件。非正規雇用や年金生活、物価高騰や電気料金値上げなどで苦しいくらしを支える減免制度、とっても大事です。
加納孝之環境生活部長は「人口減少、水道の老朽化、人材不足など課題山積の中、地域の実情に応じた計画的な施設更新等のとりくむ。生活困窮のため水道料金を滞納している方々への機械的な給水停止を避け、福祉部局との十分な連携を指導助言する」と答えました。
気温が上昇し、熱中症の危険が高いこの夏。先日は「渇水」という映画も見て、命のインフラとしての公共水道の役割、水の大切さを改めて実感しながら質問しました。