2020年12月9日水曜日

旭川市コロナ感染者増大

 

 旭川市では新型コロナウイルス感染症患者の急速な増大に伴って受け入れ医療機関や福祉施設でのクラスターが発生、医療従事者の感染もあって医療体制の維持が極めてひっ迫した状況となっています。市と道は、他の医療機関の協力を得て看護師を派遣、国や道からも約70人のべ295人の人的支援も受けてきました。入院患者の治療とケアはもちろん、PCR検査や接触追跡など必死の対応を続けてきましたが、今日の陽性は最多の50人、亡くなった方も6人に上りました。看護師の緊急的確保のため先ほど道から自衛隊の看護官派遣を要請しました。
 道議会の予算特別委員会で、派遣をめぐって危機管理監と総務部長がそろって「関係部局間の情報の共有などに関し、改善すべき点はあった」と答えた後に、自民党の星克明委員が「この一連のてんまつを振り返りますと、旭川市の対応は、危機管理といった意味で、機能不全と言っていい状況にあったのではないかと思います」と発言したため民主の笠木薫委員が議事進行発言。「『旭川市の対応は機能不全と言ってもいい』と発言がございましたが、本当に今、道や国の支援をいただきながら、この感染、クラスターの収束に向けて、一丸となって現場はたたかっているわけでありまして、そうしたところに機能不全という表現は全く不適切ですので、発言の取り消しを要求したい」と発言。理事会で取り扱われました。他会派が取り消しや訂正を求めても自民は発言の取り消しを断固拒否しました。
 旭川市の現状をどれだけ把握しての発言かは定かではありませんが、一致協力してこの難局を乗り越えようと必死にとりくんでいるときに、道議会で一自治体を名指しして機能不全と批判するなんて。自民党さん、どうしちゃったんですか。