2024年2月23日金曜日

重度障がい児支援  花色(はないろ)視察

災害の時、医療的ケアが必要な子どもたちはどこに、どのように避難できるのか。北海道のブラックアウトや能登半島地震を経て旭川のとりくみを市議団と調査。
「花色」さんに教えていただきました。
花色さんは災害時福祉避難所に指定されています。法改正で一時避難が困難な利用者さんと保護者が対象となる福祉避難所です。一時避難後の二次避難ではなく利用者さんは直接避難できます。栄養剤や必要な薬なども常備され、利用者さんが安心して避難生活できるように準備されていました。
〇〇ちゃんは人工呼吸器をつけていて声は出せないけれど、口の形はしっかり声の形にして意思表示。保育士さんと一緒に音の出る楽器も自分で選んで楽しんでいました。通所してから変化が生まれる、子どもにとって遊ぶこと本当に大切なんですね。
でも特に未就学児は、体調変化で通所のキャンセルが多く、施設運営に影響が出るとのこと。スタッフは毎日確保しているのに利用実績だけで精算されるようになった今の仕組みでは運営が安定しません。何とかしなければと思います。
医ケア児の送迎は蘇生しながらのこともあるとお聞きして本当に驚きました。まずは波乗り状態の送迎道路の除雪、早速改善してもらいました。
研修に使うCPR心配蘇生訓練用の人形は、胃ろうや気管切開の吸引訓練もできる優れもの。高額ですので寄付でやっと購入できたということです。研修に活用されています。
小児科の先生たちがすごく協力してくれていると聞いて、一緒に働いていたことお伝えしました。花色さん、旭川医大・旭川厚生病院はじめ小児科の先生ありがとうございます!
PS.写真の掲載はご了解を得ています。
花色ホームページ  https://hanailo.meityo.co