元副知事ら特別職OB2人が年齢上限超え
道議会予算特別委員会で2日、真下紀子議員は道から関連団体に「天下り」をした幹部OBが要綱で定める65歳の上限を超えて在籍している問題について、高橋はるみ知事を追及しました。
道職員の再就職要綱では、道幹部OBは原則として65歳を超えて「天下り」先に在職することができません。
真下議員の質問で、対象となる12団体にうち2団体が「新事業に対応するため」などとして在職期間を延長していることが明らかになりました。
要綱は、道が発注した工事に道職員OBがかかわった官製談合事件を受けて制定。
2009年に年齢制限や報酬切り下げを盛り込む改定をしました。
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「天下りについて」HTBテレビ放送 |
真下議員は高橋知事に改めて認識をただし、「団体から年齢延長の協議が要請されれば、何歳までも延長できるような要綱では、いくら順守といっても〝ルール違反〟が常態化する。実効性を担保できる要綱に見直しをすべきです」と迫りました。
高橋知事は各団体に要綱順守を文書で要請するとしましたが、要綱の見直しはしない姿勢を示しました。