2019年7月5日金曜日

夕張市の利益となる目的を失う

鈴木知事が夕張市長だった2017年2月、マウントレースイスキー場やホテルなど市が所有する観光施設を中国系企業の「元大リアルエステート」に約2億4千万円で売却。2年後のことし3月、香港系ファンドに15億円で転売された問題で、3日の道議会で説明責任を求めました。「夕張市の観光施設を破格の安値で売り払い、口約束によって転売されてしまい、本来夕張市の利益となる目的を失う結果となったのではありませんか」、「当時の鈴木市長があえて契約に転売禁止の規定を盛り込まなかったのはなぜか」と追及しました。知事は「市の方針に沿った説明があった」と答え、口約束を信じただけだったことがわかりました。転売により夕張市は、事業継続、雇用継続などについて働きかけはできるものの確認ができなくなっています。選考委員会が優先交渉権者として元大リアルエステートに決定した後、さらなる状況確認と契約の是非を含めて検討するとしていたと当時の鈴木市長、現知事の責任が問われます。今回は第一ラウンド、今後も注視していきます。テレビのニュースでとりあげていただきました。