2021年10月10日日曜日

ヒグマ対策、専門的対応を

ヒグマによる人身事故が多発し、札幌、旭川など市街地への侵入も頻発しています。ヒグマ対策について9月29日の一般質問でとりあげました。
北海道ヒグマ管理計画は、ヒグマとの共生をめざしていますが、精度の高い生息調査や行政の中での専門家の育成などに課題があります。また、市街地でも共生できる環境の整備と、駆除の際の専門的な対応が必要です。道は、新たに移動経路の遮断などの対策を盛り込みました。
また、ヒグマを追跡、調査の時には、ハンター等への警察の同行が必要となります。現場での駆除の判断は難しく、安全確保を最優先に、行政と連携し、専門的見地で対応する必要があります。道警はヒグマ駆除の想定訓練は把握していないものの、今後ヒグマが市街地に出没した場合、適切な対応が行われるように指導教育を継続し、振興局や自治体が開催する地域連絡協議会等と連携しながら取り組んでいくと、警察本部長が答えました。
ヒグマとの共生を前提に、追跡調査、追い払いや駆除等にも的確に対応できる専門的部署が必要だと考えます。現場で適切な判断ができるように検討を求めました。