2020年11月17日火曜日

グリホサート(商品名ラウンドアップ)は発がん性などが指摘されている除草剤です


 

グリホサート(商品名ラウンドアップ)は発がん性などが指摘されている除草剤です。ホームセンターなど一般家庭向けが増え、北海道の出荷量は2018年度2,232㌧、2011年に比べて1.8倍に増加しています。ミツバチの生態系への影響が問題となったネオニコチノイド系殺虫剤は599㌧に半減しています。
ホクレンは大豆の収穫前農薬使用について「グリホサート剤の落葉時期、収穫時期の14日前での使用は、品質低下並びに適用外となるケースもあることから使用を控える」「2020年度以降収穫14日前以降に使用した場合はJAの共同販売ではとり扱わない」と決定しました。「遺伝子組み換え食品いらないキャンペーン」が、道産大豆について農民連食品分析センターに残留農薬調査を依頼。大豆の収穫前の使用中止を求めてきたことがホクレンの決定につながりました。
2018年の道総研の試験で、グリホサートは落葉終期から収穫14日前までの使用に除草効果が十分に認められなかったことがわかっていたそうです。農業規模が大きくなり、重労働の草刈りから除草剤散布へと省力化のために作業が変わってきているといわれている中、国は残留農薬の規制緩和を進めています。
道は化学農薬の防除に頼りすぎず輪作や雑草の除去などの耕種的防除、防虫ネット使用などの物理的防除、病害虫の天敵を利用した生物的防除を組み合わせた総合的防除の推進を基本にすると答えました。安心して道産農産物を食べられるようにチェックの必要性を強く感じる質問でした。