2022年8月10日水曜日

地方路線問題特別委員会

 

3日の道議会地方路線問題特別委員会に、留萌本線の石狩沼田ー留萌間が来年3月で、深川ー石狩沼田間はその3年後の廃線というJR北海道からの提案が報告されました。私は、廃線ありきではなく利用者の意向を十分把握し再検討することを求めました。
バス転換による料金引き上げの影響や移動時間がかかること等、JRの赤字を住民負担で置き換えることは容認できません。線区でいえば最大の赤字は北海道新幹線です。そのツケを地方路線廃線ととして道民に押し付けることはどうしても承服できません。
深川駅のエレベーター設置の調査をしたときに、留萌本線は沿線のさらに周辺の町から、駅まで車で乗ってきて鉄道を利用するという空知特有の利用が非常に多くて、沿線自治体だけじゃないところからも署名が集まりました。そうした空知の特別な鉄道利用の環境を考えると、沿線自治体だけじゃなくて、鉄道を利用し
ている人の声、通院や免許返納で鉄道を利用したいという方がたくさんいらっしゃる、これから増えてくる可能性もあるわけですから、住民の意見をよく聞いて、廃線ありきの姿勢ではなく、しっかりと公共交通として対応することを求めました。また、観光の観点からも海までつながらない鉄道は魅力が減ってしまいます。