2022年3月25日金曜日

道立江差高看で学生が自殺 ~ 再調査求める

 道は、道立江差高等看護学院で2019年に学生が自殺していたことを認めました。驚いたことに発見した教員が最初に電話したのは学院、その後警察に電話しています。救命最優先ならなぜ救急に通報しなかったのか、非常に疑問です。
ハラスメントが原因になっていなかったのか、直接調査は行われていません。それでも調査の中で本事案への言及があったことを認めました。
また臨床心理士の資格を持つ非常勤の方から「学生の親、学生の中に講師の厳しさがストレスになっている様子がうかがわれた。学院の教育に対する姿勢を改革する必要があるのでは」と、この学生の事故報告の中で学院に助言していたのです。それなのに、道は学院と電話でやり取りをしただけ。事の重大さを全く認識していない対応です。
第三者委員会の調査で日常的に陰湿なパワハラが続いていたことが認定された今、この学生に対するパワハラの解明なくして、この問題に携わったものの責任を果たしたとは言えないと、再調査を求めました。三瓶徹保健福祉部長は「ご遺族からのお話をいただいた際には誠実に対応する」と答えたため、早急に再調査にとりくむよう求めました。